ある女の子からの電話



これは僕が高校生だった頃の話。

高校2年の雪も降りしきる寒い12月、学校も冬休み。

毎日何事もなく平凡で、宿題をしたりこたつでテレビを見ていたりしました。

それまではボチボチ普通に時が過ぎていきました。


ある電話が来るまでは・・・・・。





おかん「ショウーー!!ショウーーー!?」



僕『なにーー?なんか用ー???』



おかん「アンタに電話だよ、ほらっ。」



僕『ふぅ〜〜ん・・・・誰から?』




おかん「よくわからないけど、同級生の女の子からだよ。」


Σ(☆o☆)なんですとっ!!


まず最初に“誰だろう”という言葉が浮かんだ・・・。

でも考えてもしょうがないので、とりあえず電話にでる事に。


僕『はぃもしもし、ショウですけど。』



女の子「こんにちわ〜♪久しぶりだね〜。
     あたしの事覚えてる?小・中学校で一緒だった鍋○だけどさ。」



僕『うん、覚えてるよ。ホント久しぶりだね(アナタかい・・・)』



女の子「なんか眠たそうな声してるけど・・・
     もしかして寝てた?起こして悪かったかな・・・。」



僕『あぁ、全然大丈夫だから気にしないで。(今まで寝てたからな)
   ところで、何か用事があるんじゃないの?』



女の子「う〜〜ん、今電話ではいえないの。
     これから時間ある?会って話がしたいんだけど・・・。」



僕『これから・・・・・うん、大丈夫だよ!』



女の子「じゃぁさ、午後2時に駅前のヨドバシカメラの前って事で。
     そこであたし待ってるから、それじゃバイバイ〜♪」

「ガチャッ!ツーツーツー・・・。」



何やら会う事になってしまった・・・・。

本来の僕だったらきっと喜んでるんでしょうけど、この時は違ってました。

もしも、今の電話が当時好きだった女の子から掛かってきたのだとしたら・・・・・、

そしたら間違いなく狂喜乱舞だった事でしょう。


でも今の電話の主は明らかにそんなレベルには達していませんでした。



何故僕に電話をしてきたのかが疑問で仕方なかったです。

それともまさか・・・。

僕は興味なくても向こうは密かに惚れてたとか、ってか!?(妄想)

ウッハァー、参ったなぁこりゃ〜告白されるんかなぁ??(妄想)

そういや高校生になって可愛くなってるかもしれんしなぁ〜♪(笑)

何にせよ、疑問を解くために会ってみる事に。



そういえば欲しいゲームがあったんだった。

この際丁度良いからヨドバシカメラで買ってこようかな。

よし決めた!!ゲーム買うついでにその子に会ってこよう。


くり返し申し上げます。


女の子に会うついでにゲームを買うのではなく、

ゲームを買うついでに会うという事なので、あしからず。(*^-^*)


〜とりあえず続く〜

2003年08月


BACK  HOME