思 い 出 の ゲ ー ム
- The Game of Memories -




最初に一応申し上げておきます。

読んでる人の中には、一部意味の通じない表現が出てくると思います。

その点については、どうかご了承を!!

まぁ今回は短めだと思うので 軽く読み飛ばしてもらって構いません。



とりあえずタイトルからも お察し出来るでしょうが、

僕が過去にプレイした中で、1つ思い出に残ったゲームがあります。

それは、「 ファイナルファンタジーVII 」 です。


・・・とは言っても 実際にプレイしたのは発売後から3〜4年経ってから・・・^^;

僕は当時 (97年01月) まだプレイステーション持ってなかったですし。

しかもプレステ派ではなく、サターン派でしたから(笑)

なので実際にプレステを買ったのもだいぶ後でした・・・。


というのも、ちゃんとした(?)理由があって毛嫌いしてました。

十字キーが離れてること。(これでホントに格闘ゲームできるん??)

ボタンの名称が × だったこと。(うわっ!ダッセェーッ!)

・・・まぁ・・・これだけなんですけどね。(*^_^*)


その点サターンは コントローラもなんかカッコ良かったし。

カプコン系の格闘ゲームが やりやすいボタン配置だったし♪

たたそれだけの違いで、セガサターンを心から応援していました。

・・・まぁ所詮はムダな努力でしたけどw



話は元に戻りまして・・・。

当時、ファイナルファンタジーVII 僕の周りでも流行っていました。

まぁ僕はその頃はまだ FF というものに興味はなく、ドラクエ一筋でした。

単なる やらず嫌い とも言われています( ´,_ゝ`)

とにかく、何かと話題になっていました。



今回のお話のメインキャラ スネ夫君。(この時とは違う人物)

ちょっと紛らわしいので スネ坊 としておきます。

相当な FFファン のようでした。発売前からかなりの浮かれ様。

普段はおとなしくて良い人(ありきたり)ですが、FFの話になると人が変わります。

周りを気にせず熱く!熱く!語りまくってくれますから・・・。

そんなスネ坊、僕は彼と大の仲良ただのクラスメートでした。


そしていよいよ発売日。

授業中の彼は、それはそれはもう・・・ソワソワした感じでしたね。

普段は至って真面目なのに、その時は挙動不審以外の何物でもなかったです。

放課後・・・速攻帰り支度を済まし、速効で帰って行きました。

その日だけは部活もどうやらサボッたようです。


そして次の日の土曜日・・・。


そこに彼の姿は見当たりませんでした!!

ちょっと驚きでした。彼はホントに真面目で、今まで遅刻や欠席と言った事は

一度もなく、近代まれに見る優等生の像でしたから!(成績はどうだったか知りませんw)

一体彼の身に何が・・・!?



次の週の月曜日。彼は普通に登校してきました。

誰も土曜日の休みの事については触れてはいなかったようです。(確か)

そして、案の定分かってましたが始まりました。

スネ坊による ありがたいゲームプレイ自慢話が・・・!


彼の話によると、2日間で相当やり込んだようです。

一日中部屋に引きこもって ほとんどの時間をゲームに注ぎ込んでいたようです。

・・・それを聞いてた周りの人、ちょっと呆れてました。

まぁ 総スカン 食らわなかっただけまだマシだったかな?



次の日の火曜日・・・。


またもやそこに彼の姿は見当たりませんでした!!

結構驚きでした。たった数日の間に彼が2回も学校を休むなんて・・・!!

い、一体彼の身に何が・・・!!?


と、ある時ひとりの人がポツリと言いました。


「 これってさ、昔流行ったドラクエ欠席に似てね?? 」


ドラクエ欠席???

当時の僕には 意味が分かりませんでしたが、今は分かります。

ドラクエのために学校をサボる事・・・かな?^^;(きっと)


当時は新聞記事(02/10〜02/11)になるほど有名だったんですね!!

というか「 ドランクエスト3 」って・・・(笑)



次の日の水曜日、彼は普通に登校してきました。

ピンピンしてました。そしていつもの自慢話をしていました。


その次の木曜日。またもやそこに彼の姿は見当たらず!

この数日だけで3回もー!!?Σ(゚□゚)


次の日の金曜日。はぃ、またもや普通に登校してきました。

はぃ、結構元気そう。そしていつもの・・・(めんどいので略)

「 (こいつ・・自慢話するために一日ごとに学校来てんのか?) 」 ←周りの視線。


しかし、その日(金曜日)はいつもと違っていました。

3〜4時限目の時だったかな??(さすがに忘れたけど)

授業中、急にスネ坊が立ち上がり仲間になりたそうに教壇の所へ向かいました。


スネ坊 「 先生・・・ちょっと具合悪いので早退させてもらって良いですか・・? 」


みんな 「 (きたーーーっ!!!) 」


※ みんな と言っても 女子生徒は含まれず(念のため)


その様子を見ても、誰もいたわってあげる人はいませんでした。

ほとんどのみんなが 絶対ドラクエ欠席だと確信してましたから♪


先生 「 そぅ・・、大変ね。身体お大事にね。 」


何も知らない先生だけが心配してました(笑)


早退の許可が見事おりたスネ坊。

心の中ではきっとガッツポーズだったんでしょう。p(o´∀`o)q

顔はいかにも具合悪そう って芝居をしてましたけどw

帰り支度を済まし、教室のドアを開けて出ようとするスネ坊。


と、その時ひとりの人が彼に声をかけました。



FF VII クリアして来いよ〜!(笑)


スネ坊 「 はは・・違うって・・ば・・・。



その途端、教室中にわき起こる笑い。

先生だけは「 ???? 」 って表情してましたけどね♪(≧m≦*)

何も知らない先生の反応が なんか可愛かった記憶があります。



どーせ明日には元気になって来る。


どーせまたいつもの自慢話が始まるだろきっと。



みんなきっと同じ事を思っていたはず。

もちろん僕もみんなと同じ事を思っていました。


ところが、みんなの予想に反した出来事が・・・!



次の日の土曜日。彼は登校してきました・・・。

しかし!!表情がいつもと違っていました。ホントに具合悪そうでした!

その様子を察したみんなも 驚きを隠せません。


「 (おぃおぃ・・もしかしてホントに具合が・・・?) 」


「 (ヤベェ!俺昨日 クリアして来いよ〜 とか言っちゃったよ・・) 」


「 (昨日のバカ騒ぎの事、まず謝ろうか・・・?) 」


みんなして なかなか彼に話しかける事が出来ませんでした。

結構そこそこ重たい沈黙・・・。

そんな沈黙を破ったのは 彼 でした。

クリアして来いよ〜♪と満面の笑みで言っていた彼です。


「 スネ坊、身体の具合・・・まだ悪いん??(汗) 」



スネ坊 「 実はさ・・・ゲームデータが全部消―――
      あ、いや!!うん、まだ熱が下がらなくてさ・・・。 」



ブハハハハハハ(ノ≧∇≦)ノ☆彡大爆笑



「 やっぱゲームなんじゃねーかよ!!(総ツッコミ) 」



誰も彼をいたわろうとする人はいませんでした。

彼の最大の不幸を聞いた途端、思いっきりみんな大爆笑してました。

「 人の不幸ほど楽しい 」 とはまさにこの事だな、とみんな思ったでしょうね。


その日は 自慢話 ではなく、不満話 となっていました♪(ちゃんちゃん)


P.S : いよいよ9月にADVENT DHILDREN出るんですね!!
    マリンちゃんがスゲェ可愛いんですけど!Σ(☆∇★) でも声はゆずゆ!(笑)

2005年07月


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