最 初 で 最 後 の 告 白
〜 The Last First Confession 〜




ちなみに、「 する 」 ではなく、「 される 」 方の告白です。


こんなヘタレで デブで ノロマで ほにゃららな僕でも、

人生一度くらいは、こんな場面に遭遇するんだなぁ〜というお話です。


まっ、今後は滅多な事がない限り まずムリでしょう。

はぐれメタル3匹目を仲間にする よりも確率は低そうです。



あれは 僕が 小学校低学年の頃―――。



同じクラスで 結構仲の良い女の子がいました。

とりあえず名前はケイコちゃんとしておきます。

そのケイコちゃんとは 一年生の時からしばらく同じクラスで、

席も隣同士という事が何度も何度もありました。

そういう事で、喋る時間も彼女とが一番長かったように思えます。


そのため結構冷やかされたりもしたような記憶があります。



「 おっ!また隣同士じゃん。仲良いんだね〜(゚∀゚*)ニヤニヤ 」

とか、席替えの時 後ろの席の野郎とかに言われたり・・・。

仲良いとかじゃなく、単にクジ運が良いのやら悪いのやら・・・!



ある国語の時間では・・・。

先生 「 はーいではみんな。お家から持ってきた辞書だしてねー。 」

と言われ持参した国語辞典を机に出し・・・と。


ここでまた後ろの席の野郎が何やらほざきます。



「 おぉ!?おふたりさん、同じ国語辞典じゃん!!!ホント仲良いよねー。 」

そう言われケイコちゃんの方を見ると、確かに一緒の辞典ッ!!

まぁ、この時はホントにビックリしました!Σ(゚□゚;)


周りを見てもみんな違う辞典を持ってきているのに、僕らだけ同じという・・・^^;

さすがにちょっと 何かの運命を感じずには いられませんでした。



と言っても正直な話、ケイコちゃんに対して・・・、

恋心のようなものは 全く抱いてなかったですけど!!

ケイコちゃんをそんな眼で見た事は一度も(多分)なかったはず・・・!


なんかね・・・見た目がね・・・w

ちょっとアレだったんですよ。うん、詳しくは言いませんけど・・・。

ただ単に 楽しくおしゃべりする友だち という感覚だったと思います。



その時の僕には 他に好きな女の子がいました。

同じクラスのキヨエちゃんという、頭の良かった子!(*⌒ω⌒*)

その髪型のせいか 周りの野郎共からは「 デコっぱち 」とか言われてたけどw


なんかね・・・見た目がね・・・!

かなりアレ♪だったんですよ。うん、詳しくは言いませんけど・・・。

中身うんぬんよりも まずその見た目に魅かれていました。

やっぱり人間、見た目は大事だと思うんですよ!



全然関係ないけど、コチラをご覧になって下さい。



これ絶対中身より見た目重視で選ぶと思うんですよ!!(笑)

十中八九間違いありません。絶対自分の好みを探します。

まぁ家庭教師の場合、選ぶのは自分じゃなく 親 ですけど・・・。


ちなみに僕だったら 009番の酒井真弓しぇんしぇーにお願いします(*^^*)

見た目とかそんなんじゃなく、ただ純粋に見た目に魅かれ・・・(ゲフゲフ)

まぁ、それ以前に雇うお金なんてありませんけどね。

まぁ、それ以前に僕既に学生じゃないですしね。


ちなみに 014番の人の名前、一瞬アコムのおねぇさんと見間違えました。

その隣の 013番の人の名前、一瞬元モー娘。のアレだと見間違えました。

そして 001番の人、「 や だ あ き こ 」って思わず読んじゃいました。

ちなみに 012番の人、フルネームが普通に名字っぽく聞こえます。




・・・と、全然関係なかった話を戻して。

キヨエちゃんの事が好きだった当時小学○年生の僕。

しかしケイコちゃんと違い、あんましお話した事はなかったです・・・。

ましてやコチラから声を掛けるなんて 以ての外!!

たまにお話した時は 結構ドキドキしたものでした。(◎∇◎;)


そんなある日の事。

休み時間をワイワイガヤガヤ 過ごしていた時の事でした。

なんと!キヨエちゃんから直々に僕に話し掛けてくれました。

話の内容―――今でも覚えています♪



キヨエ 「 あのさぁ ショウ君 ちょっといい?? 」


僕 『 あっ!うん・・・何?? 』


キヨエ 「 実はちょっとショウ君に話したい事があるんだ・・。 」


僕 『 えっ?? 僕に・・・なになに?? 』


キヨエ 「 あ、今ココじゃちょっと言いにくいから・・・えっと、
      放課後さ、この教室で話したいんだけど、ダメかなぁ?? 」


僕 『 分かったよ・・・じゃ放課後ね! 』



・・・こ、これは・・・!!


恋の告白――Σ(☆∇★)ホォ――ッ!!?



それを聞いた瞬間、メサメサ舞い上がってました。

何故彼女が僕の事を・・・!!

普段ほとんど 話した事などないのに、分からん。全然分からんッ!!

頭の良さもまるで正反対。見た目の良さもまるで正反対。お家の場所も正反対。

理由は分からぬまま、残りの授業を過ごしました。


そして放課後―――。

誰もいない教室。教室内にほのかに差し込む夕陽。

他のみんなは帰って いるのは僕とキヨエちゃんのふたりだけ・・・。

満を持して コチラから 聞いてみました。



僕 『 さ、さっきの事だけど、話って・・・何かな?? 』


キヨエ 「 うん・・・あのね、実はさ・・・。 」


僕 『 (ゴクリ・・・!) 』


キヨエ 「 ショウ君の事・・・。 」


僕 『 щ(T∇Tщ )カモンカモォ〜ン 』




キヨエ 「 好き・・ってケイコちゃんが言ってたの。



僕 『 うんうん、ケイコちゃんが・・・ってΣ(゚□゚;)何ィーッ!



ちょ・・・ちょちょ、ちょっと待ってくれ・・・。

恋の告白―――確かに間違ってはいないけど・・・何ですかコリは!?

告白は告白でも、代 理 告 白 ですかー!!?

本気に聞いた瞬間 頭の中パニックになってました。



僕 『 え、えっとぉ・・・そのぉ・・・(挙動不審) 』


キヨエ 「 ショウ君はさ、ケイコちゃんの事どう思ってるの?? 」


僕 『 どうって、そのぉ・・・(゚ロ゚;三;゚ロ゚) 』



確かにキヨエちゃんとケイコちゃんは仲が良かった。

だからふたり同士が そんな相談をするのも まぁ納得出来ました。

しかし―――好きな女の子から こんな事を言われようとは・・・(;T∇T;)

正直 かなりどころかメチャメチャ ショック受けましたね・・・。



「 好きなの? キライなの? はっきりしてあげて! 」

「 もし好きなら 付き合ってあげてほしいな〜 」

「 ショウ君の口から 直接言ってあげてね! 」 etc・・・。



全然違う意味ですが 彼女にかなり迫られました。

その度に口元がゆがみ しどろもどろ な事ばかり言ってました。

ちなみに当時「 付き合う 」という単語の意味を知りませんでした(笑)



それから数日後・・・。

ケイコちゃんに直接答えを言う前に 突然彼女はいなくなってしまいました。

実は彼女はかぐや姫、月へと帰って行ってしまったのです・・・。


(*^_^*)・・・・・。


じゃなくて、他の学校へ転校していきました。

母親が再婚してどうのこうの とか先生が言ってたのを覚えています。

まぁ当時の僕に「 再婚 」という単語を理解出来るはずもなく・・・w

ケイコちゃんの名字が急に変わった事に ただただ驚いてました!!


※ FF IXに登場するボスの名前から ゛(濁点)を取った名字になりました。(分かりづらっ!)


ちなみにキヨエちゃんも 後を追うように(?)その数ヶ月後 別の学校へ・・・^^;



―――あれから十数年。

彼女(たち)は今ドコで何をしているのだろうか・・・。

もう結婚とかして 幸せな家庭を築いてるのかなぁ〜?( ̄∇ ̄)

もし同窓会とかが開かれたりしたら そこで会えたり出来るかな。

ぶっちゃけ今となっては 会っても会えなくてもどっちでも良いけど(笑)


ケイコちゃんは まだ僕の事好きだったりするのかな?(99%ありえん)

もしとびきりの可愛い子さんになってたら・・・ぐふふ!(多分ありえん)

2005年07月


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