ロックマンX5

発売日 2000年11月30日
価格 5800円
ハード プレイステーション
発売元 カプコン
ジャンル アクション


詳細ページ


ロックマンXの最高傑作とも言われる前作X4。
そのX4があまりに出来が良すぎたため、期待度が高まった今回のX5。
まだかまだかと期待を膨らませる中、約3年の時を経て満を持して発売!!
ファンの人たち(僕も含む)も手に汗握りながらこの時を待っていた事でしょう・・・。


が・・・・・!!
そこに待っていたのは期待とは裏腹のとんでもない代物であった。

開発が「鬼武者」と重なったのが最大の欠点だったのでしょう。
まず、ボイスとムービー演出が極端に弱体化!!
X4では沢山のキャラクターが喋っていたのに対し・・・
今回ボイスがあるのはエックスとゼロ、新キャラのダイナモだけである。
しかもダイナモの声はエックスと同じ人・・・一人二役と言うわけです。

ムービーに関しても、あることはあるが・・・なんか紙芝居みたいです。
X4の時のエンディングテロップの展開が発生しますが・・・

とてもじゃないが、期待はずれ!
しかも所々ひらがなばかりで読みづらいのも目に付く!!
いくら子供向けとはいえ、あの漢字の少なさにはあきれる。
少しぐらい漢字を使った所で問題は無かろうに・・・。


その他にも困った点はいくつもある!
今回から導入されたレベルシステムも良くない。
ボスにはそれぞれレベルが設定されていて、こちらの行動によっては上がるシステム。
なんと、ステージ攻略に時間が掛かるとボスのレベルが上がってしまうというとんでもない事が。
しかもボスが強くなるのではなく、体力ゲージが伸びるだけ。
これによりボスを倒す時間が長くなるというデメリットが・・・。


まだまだ困った点はある・・・・ナビシステムである。
今回の新キャラである「エイリア」がナビでサポートしてくれるワケなのだが・・・

はっきりいってウザい!!

ゲーム中いきなり会話が入り、ゲーム展開を中断され、ON/OFFも効かない。
その上、いちいちどうでも良いことを話しやがる。
エイリア「その先にはトゲのトラップがあるわ、気をつけて」



いや・・・行けば分かるからゴチャゴチャ言うなよ!!
など・・・非常に難点なシステム。


そしてトドメを刺したのが今回の新アクションの「しゃがみ」
避けられなさそうな攻撃を、ダッシュでギリギリかわし攻撃する。
このスリルをものの見事にぶち壊してくれました!!
このアクションにより、メットールなどの小さいキャラは倒しづらく(エックス)
チャージしない限りいちいちしゃがまないと倒せません(ホント邪道システムです)


上記に記した通り、今回は凄い事になっています。
様々な面で過去のシリーズを悪い意味で上回るシステム・・・。
長所よりも短所が目立つX5ですが、良いところもなんとかやはりありました。
コンティニューシステムが親切になったり、BGMがとても(゜∀゜)イイ!!
何度聴いても気持ちよく、心地よい名曲ばかりです♪(ただしひとつだけ論外が・・・)

背景などのグラフィックも美しく、とても手が込んでいて良いと思われます。
ストーリーの進め方によっては覚醒したゼロと闘えたりなど、良い点も目立ちます。

ただシステムの破綻が激しく、長所短所が厳しいX5・・・。
聴くところによると、開発がX4とは違って外注作品であるらしい。
ここらへんもなんとも微妙な所であります・・・(゜ペ;)



BACK  HOME