KOF’2000 エンディング集



- ゼロ戦後 デモ -


ゼロ「君達の負けだ」

「どういう意味だ?」

ゼロ「このボタンを押せばゼロ・キャノンに全てが転送される」

「そんなことはさせない!!」

ゼロ「私にとどめをさしてもムダだ。
    なんのためにハイデルンの元にクローンをよこしたと思っている!
    さらばだ! 新しき世界の光を浴びて散るがいい!」


「………」



ゼロ「!!!!!」

ゼロ「クソッ! どういうことだ……!?ぐぅあああああ……!!」

ゼロ「……誤作動だと! 何が起きている!?」


『はしゃぎすぎだよ』

ゼロ「貴様らか……!?」

『ペナルティよ。受け取って』

『ネスツはゆらがない。おまえごときではね』


ゼロ「クッ……!!」





- 主人公チーム デモ -


ヴァネッサ「……ここは……?」

ラモン「気付きました? 間一髪でしたよ」

ヴァネッサ「あの子たちは?」

ラモン「はぐれました。ま、大丈夫でしょうよ」


ラモン「なんだ……?」

ヴァネッサ「ゼロ・キャノンが落ちてきてるのね。
        ところであなたは大丈夫? ケガは?」

ラモン「いや今はもう夢心地! あったかい! やわらかい!!」

ヴァネッサ「……バカ」



『泣いちゃダメよ。また会えるわ、きっと。』

『今からあなたの代わりに思いっきり泣いてあげる。』

『だからあなたは泣いちゃダメ』



マキシマ「K’! おい! 大丈夫か!? うなされてたぞ」

K’「夢だ。ガキが泣いていた。お姉ちゃんとか言ってたな」

マキシマ「なに!? じゃ、おまえ記憶が……!?」

K’「わからねぇよ。 ……これは?」

マキシマ「すげえ流れ星だな。めったにお目にかかれないぞ」


「……!!」


K’「お前は……!?」


「………」


マキシマ「どうする? 信じるのか?」

K’「やりたいようにやる」

マキシマ「本気かよ? こっちは3人ぽっちだぜ!?」


K’「身軽になりゃわけねえよ」





- 紅丸チーム デモ -


「……くっくっく……流石だな……麟よ……ゼロを破るとは……」


麟「……ろ……龍(ろん)……!! その顔は一体……!?」

龍「くっくっく……新しい力を手に入れた……
  全世界は我が“ネスツ”の手に落ちるのだ……」

麟「……な、仲間は……!? 裏切るのか…!?」

龍「……協力するか……ここで死ぬか……二つに一つだ……
  残っているのはお前だけなんだよ……
  ネスツの力と飛賊の体術が融合し、究極の力が手に入るぞ……」

麟「………飛賊の誇りを忘れやがって………!!」

龍「……貴様も所詮、古臭い飛賊の残党か……死ね……」



「……死ぬのはお前だ……!」


紅丸「エレクトリッガ――――!!」


紅丸「……!!……変わり身……!!」

龍「……くっくっく……良い仲間を持ったじゃないか……いいだろう
  ……貴様らを殺すのは次回までとっておいてやる……
  せいぜい残り少ない余生を楽しむんだな……はははははははは」

「………」

麟「……ちっ……余計な事を…」

紅丸「勘違いするなよ…助けたわけじゃないぞ。
    ネスツの残党を残すわけにはいかないんだよ…」

麟「………ふんっ………ほざけ……」

真吾「……ったく……二人とも素直じゃないんだから。ねぇ、セスさん?
    …どうしたんですか? 顔色悪いですよ! どこか怪我でも……」

セス「(……は……はやい……!
    俺達が計算してたよりもはやく成長してやがる……!!
    急がねば…取り返しのつかぬことになるぞ……!)」





- 餓狼伝説チーム デモ -


テリー「みんな、早くここから離れるんだ!」

ジョー「くそ、逃げ切れんのかよ?!」

「!!」

「テリー?」

テリー「何してる! 先に行けぇ!
     ……心配すんな、道はどっかで交わるもんだ……」


こうして全てを消し去りKOFは閉幕……

……テリー・ボガードはその行方を消失……


ジョー「悪ぃな、俺もよ、こんな所で止まってる訳にゃいかねぇんだよ!!」


アンディ「い、いや……まずは落ち着いて……僕の話を聞いてくれ……」


マリー「アンディ、ジョーともに帰国……どこかで交わることを信じ、
     それぞれの挑むべき道を進む…… 私も含めて……」

マリー「その後、私はクライアントの調査を再開。
     新たな情報をつかみ、その地へと到着する。
     そう、私の“仕事”は終わったわけではないから……」


マリー「……ま、また……先回りされている」

マリー「誰? 一体誰にやられたの?!」

「…う、うう…ボ……ド…」

「!!!」


「そいつは何も知らなかったよ……ここも手がかりなし、かな……」

マリー「……意外と早かったじゃない」

「言ったろ、道は交わるってな……」

マリー「あなたの相棒……寂しがってたわよ」


テリー「オッケイ……」





- 龍虎の拳チーム デモ -


リョウ「まずい! キング逃げろ!」


タクマ「覇王……」

タクマ「至高拳――――!!!」


リョウ「バ、バカな……」

ロバート「師匠、ビームを至高拳で撃ちよった……」

キング「私をかばって……すまない……タクマ!」

タクマ「当たり前だ! 極限流の世継ぎを産むかもしれんのだからな!」


キング「え?」


「あ?」


「え゙……?」





- 怒チーム デモ -


ウィップ「これは……?」

ゼロ「これまでのプロジェクトのデータだ……
   おまえの知りたいことはそれを見ればわかる」

ウィップ「知りたいこと……?」

ゼロ「そうだ………………」

「……………………」



ウィップ「! もういいわ……、だまりなさい」


クラーク「クッ……、ウィップ? やばい、地盤ごとやられている!!」

ラルフ「ムチ子! 逃げろ……! ムチ子…………!」



その後の検証でも、あいつの遺体は見つからなかった。

しかし、映像データだけは回収できた。

もしもの時のために、あいつが残した手紙みたいなものだった。



ウィップ『もしもの事があるといけないから、お礼だけを言いたくて。
     いい部隊です。とても楽しい。でも大佐!
     私はムチ子じゃありませんよ! ウィップと呼んで下さい。
     それじゃ、また会いましょう。きっと……』


ラルフ「うるせえ、誰が呼ぶかよ」





- サイコソルジャーチーム デモ -


ケンスウ「あかん! 次くるで!!」

アテナ「みんな、さがって!!」

チン「イカン! 無茶じゃ」

アテナ「パオくん!!」

パオ「う・う・う……!」

ケンスウ「はなれるんや!!」


パオ「うわ――――――!!」


「!!!」


アテナ「パオくん……、パオくん……」

パオ「う……う……う…… く……くるしいよぉ……」

アテナ「だいじょう……キャ! あつい……」

チン「飽和状態の体にゼロ・キャノンのパワーを吸ってしまったんじゃ
    ……もう、こうなってしまってはワシらにはどうすることもできん……」

アテナ「それじゃあ、パオくんは……」

ケンスウ「……」

ケンスウ「なんとかならんのか!」

パオ「ケンスウ兄ちゃん、くるしいよぉ……たす……け……て……」


「……」



「!!」


「キャ――ッ!!」


チン「あ痛た……た……」

薫「え!? 何が起こったのですか?」

ケンスウ「この感じ……力が戻った……んか?」





- 女性格闘家チーム デモ -


香澄「一体……何が?」

ユリ「あいたたた……。 あっ、すごい穴あいちゃってる!」

舞「あいつ、どうやら消えちゃったみたいね」

雛子「あの、よくわからないんですがー、私たち勝ったんでしょうか?」

ユリ「あのね、雛子ちゃん、これは……」

舞「そう! そうそう! とにかく私たちは優勝したのよ!
  はははははは……」

香澄「やったわね! 雛子ちゃん! 初出場で初優勝よ!!」

雛子「はい〜ありがとうございます。これもみなさんのおかげです」

ユリ「(ちょっと舞さん! いいんですか?)」

舞「(いいのよ! とにもかくにも優勝したんだから!)」

ユリ「(……)」



―― 一週間後 ――




「雛子様〜」

「こっちをお向きになって〜!」

香澄「すごい人気ですね、雛子ちゃん!」

ユリ「でも、まさかホントに学校に相撲部ができるなんて!」

舞「よかったじゃない、結果オーライよ!」


雛子「あっ、舞さ〜ん、ユリさ〜ん、香澄さ〜ん」


「きゃあ〜、あの方達が雛子様と一緒に優勝された方よ〜!!」

「素敵ですわ〜」


舞「な、なんかヤバクない?」

ユリ「そ、そんな感じが……」

香澄「逃げましょう!」

「キャー!!」

「お待ちになって〜!!」

「皆様も相撲部にお入り下さい〜!!」

舞「うわっ、女子高ってこんなの?」

ユリ「知りませんよ!」

香澄「とにかく逃げましょう!」


雛子「ああ、幸せですわ!!」





- 韓国チーム デモ -


キム「チャン! チョイ! ゼロから離れろ!!」

キム「クッ!!」

ジョン「大丈夫ですかー!」

キム「第二波が来るぞ!!」



「ヒィィィィィィィ!!」

「ギャァァァァァァァ!!」


ジョン「チャンさーん! チョイさーん!」



キム「おい! 大丈夫か!! しっかりしろ!」

ジョン「ふむ……特に外傷なし……どうやら気を失ってるだけのようです」

チャン・チョイ「ん……ん……」

キム「おお、気が付いたみたいだぞ!」

チャン「まったくえらい目にあったでヤンス」

チョイ「ったくよう、死ぬかと思ったぜ!!」

チャン「……やんす……?」

チョイ「……ぜ……?」


「!!」


チャン「なんでアッシがダンナで!!」

チョイ「オレがお前なんだよ!!」


キム「というわけで…… これはどうしたものか……」

ジョン「困りましたねぇ」

キム「やはり『ゼロ・キャノン』という物で、こうなってしまったのだから
    ネスツの人間に聞くしかなさそうだな」

ジョン「でも、あの人には聞けそうもありませんが……」


チャン・チョイ「……」





- 京&庵チーム デモ -



京「利用された分の借りだ、確かに返したぜ!」

ゼロ「利用……? 無式の力はゼロ・キャノンにも反映した。
    最大の敬意を表したつもりだが……」

京「ふざけんな! てめえ……!」

ゼロ「ムダだ。何を言っても私はもうすぐ息絶える。
    それよりいいのかね? 君を待ってる人もいるだろう……」


京「……!」

京「待ってる人か……」


庵「御託はいらんぞ……」

京「だろうな。こっちも人を待たしてるんだ」


『行くぜ……!』





- クーラチーム デモ -


「クーラ! クーラ!!」

「ゼロ・キャノンにやられたんじゃ……」

クーラ『ここにいるよ』

「無事ね! どこにいるの?」

クーラ『これも壊さなきゃ……』

「え!?」

「クーラ、何をする気?」

クーラ『こいつ、まだ生きてる。壊さなきゃ』

「無理しなくていい!! 帰ってきなさい!!」

クーラ『だって、こんなのがあったらみんなが危ないもん』



クーラ『このまま…… 死んじゃうのかな……』

クーラ『……え! キャンディ!?』


「クーラ!? よかった、無事なのね!」

「クーラ……! どうした!?」

クーラ『トモダチってなに?』

「どうかしたの?」

クーラ『この子がトモダチだから守ってくれるって』

「そう…… 友達は何にも代えられない大切な人のことだよ。
 抱きしめてあげなさい」



『くーら……トモダ……チ……クー……ら……トモ……ダ……チ』


クーラ『うん』



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