KOF’2001 チームエンディング



- イ グ ニ ス 戦 後 -

イグニス「わ、私が敗れたというのか? 何故だ!?」

イグニス「全てのデータに置いて、私が敗れる要素はないはずだ!」

イグニス「何故だ!? 何故だ!?」
      人類は新しい神を望まぬと言うのか!?」

――「何をした!?」

イグニス「人間共が神の降臨を望まぬと言うのであれば、
      私は全てを無に帰す破壊の悪魔となろう!」

――「自爆する気か!!」
――「やめろっー!!」



- 主 人 公 チ ー ム -

『あそこに私と同じ力を持った人がいる……』

『……トモダチ……』


ウィップ「改造され、過去を失った人間……
     研究室で生まれ、人間らしい生活を知らずに育てられた人間……
     クローンとして人の手によって作られた人間……
     私達は、神になろうとしたあの男が作った存在かもしれないけど、

     ……でも、私達は死ぬために生まれて来たわけじゃない!」


K’「これからどうするんだ?」

麟「奴が死んだとは到底思えん……」

K’「ああ、ロンか。お前の戦いは終わっちゃいないんだな」

麟「フン……」


マキシマ「俺は親友の所へ、仇をとった報告に行ってくるぜ」

K’「墓参りか……取り戻すことが出来ない事もあるな……」

マキシマ「K’、お前は?」

K’「俺は……」

ウィップ「命の恩人に恩を返さなくちゃ。ね」

K’「………そうだな」


「行こうぜ。俺達の本当の戦いはこれからだ」



- 日 本 チ ー ム -

紅丸「う……ここは?」

真吾「草薙さん! 草薙さん! 生きてますよ! 俺達!」

紅丸「誰か助けてくれたのか?」

京「……俺の力を持ったあいつかもしれねぇな……」

紅丸「長い闘いだったな……」

京「ああ……」

真吾「今日はパーッとやりましょうよ! ねぇ、みなさん!」

紅丸「悪いが俺は行くぜ。真吾。日本チームの復活、面白かったぜ」

大門「むう」

京「お前も早く本当の仲間を見つけろよ、真吾!」


「じゃあな」


真吾「ええェ!? く、草薙さーん!!」

「草薙さ―――――ん!!」


「本当の仲間……もっともっと強くならないと駄目っすか……」

『強くなりたいのか? 小僧』

真吾「だ、誰っすか?」

『あの草薙 京よりも!』

柴舟「してやろうか? 強く!」


真吾「あ、あ、あなたは……」



- 庵 チ ー ム -

ラモン「う……痛……ここは!?」

ヴァネッサ「嘘みたいだけど助かったみたいね」


『あの人たち、もう気がついたかな?』

『K.O.Fの優勝者だ。心配ない』


ヴァネッサ「これでネスツも終わりね」

セス「ロンは飛行船にて死亡か……そんなものか……」

ラモン「よかったよかった」


「さて、八神 庵君」


庵「何だ……」


セス「実は、君は最重要人物として登録されているのだがね」

庵「フンッ、雑魚共が……俺に勝てるつもりか?」

ラモン「やってみなけりゃね」


庵「ああ、いいだろう……かかってくるがいい……」

庵「だが!! 生きては帰れんぞ!!」



- 怒 チ ー ム -

ハイデルン「ラルフ! 状況は?」

ラルフ「ハッ、全員無事です」

クラーク「しかし教官。あの要塞から生きて帰れるとは奇跡ですね」

ラルフ「いいじゃねえか、クラーク!生きていたんだからよ!」


ハイデルン「ネスツ本部は幸いにして爆発せず海上に落下し、
        被害は最小限に抑えられた。
        ネスツ本部の落下は脅威を受けていた国々にとって朗報だった。
        ネスツ本部が消失したことで、組織ネスツは速やかに解体される
        事となった。これで世界の脅威がまた一つ消えることとなり、
        ネスツ事件は決着した」


ラルフ「やっとネスツの件が片づいたのに俺達はもうこれだ」

クラーク「うちの教官も人使いが荒いぜ」

レオナ「その教官から手紙よ……」

ラルフ「なんだ?」


ラルフ「チッ。あいつ連絡もよこさねぇで……」

レオナ「……幸せそう……」

クラーク「頑張ったかいがあったな」

ラルフ「ああ。戦いの事は俺達に任せておけばいいさ」


ラルフ「元気でやれよ! ムチ子!」



- 餓 狼 伝 説 チ ー ム -

ジョー「ぶわっ、砂食っちまったぜ! おい! お前ら大丈夫か?」

マリー「ええ、おかげさまで無事よ……
     でも、これでネスツも終わりね……」

アンディ「うん。そうだな……
      だが、どうやって助かったんだろう……兄さん?」

テリー「ああ、そうだな……幸運の女神が助けてくれたんだろうさ」


「帰ろうぜ。俺たちのサウスタウンへ……」


マリー「……ネスツは本部を失って崩壊。平和な日常が戻ってきた……」

マリー「ジョーはホームグラウンドで大活躍。
     知り合いのジムを助けるためだって言ってたけどね……」

マリー「アンディは……言わなくてもわかるでしょ?」

マリー「私はネスツの残党を調査中。
     でもネスツのおかげで相棒が出来たのには感謝しているわ」


テリー「行こうぜ。マリー!」


マリー「OK。テリー」



- 龍 虎 の 拳 チ ー ム -

ユリ「う、ううん……ん!? あれ? 生きている!」

リョウ「気がついたか? ユリ。どうやら助かったみたいだ」

ロバート「ネスツ基地も残骸やな……一体、誰が助けてくれたんやろ?」

タクマ「ロバート、もうよいではないか。現に、わしたちは生きておる」

ロバート「師匠……」

リョウ「親父……」

タクマ「ネスツめ、わしの言うことを聞かんから……」

ロバート「師匠。恩にきりますわ……」

タクマ「何の! 我が弟子が困っておるのに、助けん師匠がどこにいる!」

ロバート「しっ、師匠!」

タクマ「それに、お前がおらんと金が入らんしな……」


タクマ「ハッ!!」


リョウ「まずいぞ、親父! 金がいるから助けたなんて!」

リョウ「ハッ!!」

ユリ「お、お兄ちゃん! 何言ってるのよ!!」

ロバート「……」


タクマ「ゴホン、あーロバート、……よかったな」

リョウ「そ、そうだな、ロバート」

ユリ「そうそう! よかったっチ!」


ロバート「………この………極限流親子が――!!」



- 女 性 格 闘 家 チ ー ム -

舞「……っつ、いたた……ここは?
  ……!! 助かったんだわ私達!!」

シャンフェイ「……助かったんだね? やったね! 雛子!」

雛子「はぁ……でも、なんだか夢のような出来事でした……」

キング「はぁ、危機感なし……ま、いいけど。結局、助かったんだし……」


シャンフェイ「悪は滅びた! さぁ、飲茶しよー!」

キング「飲茶って……」

舞「ちょっと、シャンフェイ! あんたお金もってんでしょうね?」

キング「前みたいに、バイトは無しにしてくれよ」

シャンフェイ「もう! しつこいなぁ。さんざんあやまったじゃん!
        それに今日は、雛子がいるでしょ!」

シャンフェイ「ねっ!」

雛子「はい〜おまかせ下さい〜」


シャンフェイ「う―――ん、う―――ん」

キング「おいおい……、食い過ぎじゃないか?」

雛子「さすがでございます〜」


雛子「さて……では行きましょうか」

キング・舞「……行くって?」

雛子「もちろん、相撲の稽古ですわ」

キング・舞「!!!!!」

雛子「ここのお勘定は誰が払うのでしたっけ?」


キング・舞「ひえ〜〜〜〜〜」



- ネ ス ツ チ ー ム -

『あれは?』

『ネスツの本部だ』

『行くぞ。俺の記憶にあるネスツの目的が正しければ、あそこには……』


麟「終わったな……」

マキシマ「自爆装置が止めてあって助かったぜ……」

K’「お前たちだけでも助ける事が出来てよかったぜ」


K’「チッ。うるせぇ奴らが来たな」


K’「行こうぜ」


アンヘル「やっちゃえ! やっちゃえ! もう怖い物はないぞっ!」


「はぁーっはっはっはっはっはー!!」



- サ イ コ ソ ル ジ ャ ー チ ー ム -

チン「う……ここは?……どこじゃ?」

拳崇「いたた……なんや、助かったみたいやな……パオ、大丈夫か?」


拳崇「いやぁ、大変な戦いやったけど、みんな無事でよかったわ」

アテナ「でも、パオ君の能力は落ちているのに拳崇はあまり変わってないわね」

チン「ウム……確かに力の変動はあるのじゃがのぉ……」

拳崇「いや〜。でも少しずつだけど、パオの力を感じるで」


パオ「違うよ。僕の力がケンスウ兄ちゃんに、移っているんじゃないよ」

パオ「僕の力を吸収して目覚めようとしているんだよ……」


パオ「龍の気が……」


「まさか、こんな巨大な龍の気が残っていようとは……。
 あの龍の気に比べれば、ネスツなど何の魅力もなくなる……
 あの龍が目覚めれば……くっくっくっくっく……」



- 韓 国 チ ー ム -

チョイ「ふうっ、全く大変な目にあった……! って! 生きてるでヤンス!」

メイ「キム師匠! 私たち、どうして助かったんです?」

キム「何者かが、助けてくれたに違いない!!
    しかし、チャンを助けたとなると、とんでもない力の持ち主だな」

チャン「それはねえですよ――キムのだんな――」


「ハハハハハハ」


『K.O.Fに優勝! さらには、あのネスツをも倒し世界の危機を救った英雄!』

『韓国が生んだ世界の英雄! キム! チャン! チョイ!』

『そしてメイ・リーの登場です!』


チャン「こんなに自分の国で喜ばれるとは思ってもみなかったぜ」

チョイ「全くでヤンス! この幸せが永遠に続いて欲しいでヤンス!」

メイ「続くよ! 絶対! だって私たち、最高のチームだもん!」


『そうなのか……?』


チャン・チョイ「ジョ……ジョンのだんな……」

キム「あ、ああ……ジョンさん! よく来てくれました!」

ジョン「キム君……優勝おめでとう……」

キム「いや……これもすべてジョンさんのおかげで……」


ジョン「私が出なかったから優勝できたと?
    君が自分よりいい男に冷たい奴だと知ってはいたよ……」

キム「そこまで……言いますか?」


チャン・チョイ「……」


チャン「俺達、優勝できたのは……メイちゃんのおかげ……」

チョイ「で、ヤンスね」



HOME