KOF’96 エンディング集



- 主人公チーム デモ -


ゲーニッツ「草薙の技、これ程のものとは‥‥以前のあなたとは見違えるようです。
       一体何が?‥‥まぁ、いいでしょう」

ゲーニッツ「しかし、いたずらにオロチに関わろうなどとは考えないことです」

神楽「いいえ。オロチは必ず封じられるわ。草薙の血によってね。
    草薙 京、よく考えて。オロチを払うことのできる者、それはあなたなのよ。
    あなたがそう望まなくとも草薙の宿命はそれを許さないわ」

神楽「あなたは逃れられない。草薙の宿命から‥‥」

ゲーニッツ「フッ、自分の言いたいことだけ並べて早々に引き上げられた。
       勝手な御方だ‥‥。いい風が来ました。そろそろ頃合です」

紅丸「逃げる気か?」


ゲーニッツ「いえ、召されるのです」

ゲーニッツ「天へ‥‥」



京「1800年前の草薙を知っていたかもしれない。
  だが、今の俺の力までは読み切れなかったようだな、オロチよ」

京「あの時のカリは返したぜ」

紅丸「やっと終わったな」

京「ああ」

紅丸「これからどうする?」

京「帰ってお勉強するわ、追試もあるしな‥‥」

紅丸「嘘つけ。どうせ帰って寝るだけだろ?」

京「うるせえ!ほっとけ!」

大門「早く卒業せいよ‥‥」


紅丸「じゃあな、またやろうぜ!!」

大門「さらばだ」


京「八神、神楽、オロチか‥‥ついに役者はそろったって訳だ。
   ま、だからって俺には関係ねーけどな‥‥」



庵「草薙・八神など知ったことか。俺と貴様の勝負、それだけだ!」



神楽「草薙の宿命からは逃れられないわ‥‥」



ゲーニッツ「いたずらにオロチに関わろうなどとは考えないことです‥‥」



京「まあ‥‥当分は退屈せずにすみそうだぜ」


紅丸(やっと終わったな)


京「いーや」

京「始まりだぜ!」





- 餓狼伝説チーム デモ -


ゲーニッツ「少々お遊びが過ぎましたか‥‥。
       神楽さん、あなたが見込んだ方々がこれほどのものとは‥‥」

ゲーニッツ「しかし、あなた方の手でオロチを再び封じるなど考えないことです。
       おとなしく手を引くことをお勧めしますよ」

神楽「いいえ、封じてみせるわ、必ず‥‥」

ゲーニッツ「勝ち気な御方だ‥‥。いい風が来ました。そろそろ頃合です」

テリー「待て!逃がしはしないぜ!!」

ゲーニッツ「いえ、逃げるのではありません。召されるのです」



ゲーニッツ「天へ‥‥」



アンディ「兄さん、元気にしてるかい?
      キング・オブ・ファイターズから離れてもう1ヶ月だね。
      今大会も色々な事があったけど、こちらはやっと落ち着いてきたって
      感じだよ。今はとりあえず修行の毎日さ」



アンディ「あっ‥‥舞は‥‥元気です‥‥。
      じゃ、近況報告程度のものになりましたがこの辺で」



アンディ「‥‥追伸。今度の主役は俺がいただくってさ。
      写真を同封しておきます。
      またしばらくの御無沙汰になるとは思うけど、それではお元気で‥‥」


テリー「おまえもな‥‥」


子供「テリー!‥‥バスケつきあってよ!」

テリー「オッケー!!」





- 龍虎の拳チーム デモ -


ゲーニッツ「驚きですね‥‥これ程までとは‥‥。
       神楽さん。あなたが見込んだ方々なかなかのものでした」

ゲーニッツ「しかし、あなた方の手でオロチを封じようなどとは考えない事です。
       手を引く事をおすすめしますよ」

神楽「封じてみせるわ、必ず‥‥」

ゲーニッツ「勝ち気なお方だ‥‥いい風が来ました。そろそろ頃合です」

リョウ「逃げる気か!」



ゲーニッツ「いえ、召されるのです。天へ‥‥」



リョウ「一体あの男は?」

ユリ「そういえば、あの女の人もいないわ」

ロバート「なんや、わけがわからへんなぁ」

ユリ「ま、いいわ!ようは私達の勝ちってとこね!」

ロバート「ま、そういう事やな!なぁ、リョウ!とりあえずは師匠に報告やな」

ユリ「そうね!お父さんも喜んでくれるわよね!」

リョウ「そうだな。じゃあ、帰るとするか」



「リョウ!ユリ!ロバート!」



リョウ・ロバート「い、今の声は‥‥」

ユリ「ま、まさか!?」



「はっはっはっ!伝説の格闘家!ミスターカラテ参上!」

リョウ「おい‥‥親父!何やってるんだ!」

ミスターカラテ「ええい!わしはお前の親父などではないわ!
         伝説の格闘家ミスターカラテだ!」

ミスターカラテ「わしはお前達の闘う所を常に見ておったぞ!
         さすが極限流の名を出すだけのことはある!
         だが、まだお前達は未熟者!
         お前達よりも強い格闘家はこの世の中に腐るほどいる!」


ユリ(お兄ちゃん!もう、行こうよ!)

リョウ(だが、親父がまだしゃべってるぞ)

ロバート(あほやな!さっさといかんとずっと説教聞かされるで)

リョウ(そうだな。じゃあ、静かに退散だ‥静かにな‥‥)


ミスターカラテ「‥‥というわけだ。お前達も十分に理解できたと思うがどうだ?」

ミスターカラテ「!?」

ミスターカラテ「逃げおったか‥‥」





- 怒チーム デモ -


ゲーニッツ「驚きですね。これ程までとは‥‥。
       神楽さん。あなたが見込んだ方々、中々のものでした」

ゲーニッツ「しかし、あなた方の手でオロチを封じようなどとは考えない事です。
       手を引く事をおすすめしますよ‥‥」

神楽「封じてみせるわ、必ず‥‥」

ゲーニッツ「勝ち気なお方だ‥‥そしてそちらのお嬢さん。
       あなたは決してその血からは逃れられません。
       それがあなたの運命です」

ゲーニッツ「フフフ‥‥、いい風が来ましたね。そろそろ頃合です」

レオナ「私は‥‥」

ラルフ「逃げる気か!?」



ゲーニッツ「いえ、私は召されるのですよ。天へ‥‥」



ラルフ「‥‥奴め、自害しやがったのか‥‥?
     それに、あの女もいやしねえ!どうなってんだ!?」

クラーク「どうやらオレたちはとんでもない事に巻き込まれたようだな。
      とにかく、今回の事実を隊長に報告し、しかるべき処置をとらねば」

ラルフ「ああ‥‥。しかし、それよりも‥‥」

レオナ「‥‥‥」

ラルフ「レオナ‥‥」

クラーク「お前はお前だ!血の宿命ごときで人生を縛られる必要はない!」

レオナ「‥‥でも、私はどうしたら‥‥」

ラルフ・クラーク「‥‥‥‥」


ラルフ「ま、まあとにかくこんな時は、ぱあ〜っといけば全て忘れちまえるもんだぜ!」

クラーク「そんな単純な問題じゃないでしょう!これだから大佐は‥‥」

ラルフ「!これだから何だぁ!てめぇ!ケンカ売ってんのか!?」

クラーク「やりますか!」

ラルフ「おう!望む所だ!」



ラルフ「いてぇ!痛て痛て!」

クラーク「どうです!」

ラルフ「お、オレが悪かった!お前が正しい!」

クラーク「お前!? クラーク様と呼んで頂きたいですね!」

ラルフ「うわぁ〜!ク、クラーク様〜!」



ラルフ・クラーク「‥‥!」


ラルフ「お前、その方が感じいいぜ!」





- サイコソルジャーチーム デモ -


ゲーニッツ「驚きですね、これ程までとは‥‥。
       神楽さん、あなたが見込んだ方々、中々のものでした」

ゲーニッツ「しかし、あなた方の手でオロチを封じようなどとは考えない事です。
       手を引く事をおすすめしますよ‥‥」

神楽「封じてみせるわ、必ず‥‥」

ゲーニッツ「勝ち気なお方だ‥‥。
       そして、人間の未来に希望を抱いてるあなた方。
       人間はあなた方が思ってる程賢くはありませんよ。
       近い未来、あなた方は人間の為に戦っていた事を後悔する事になります。
       必ずね‥‥」

アテナ「後悔なんかしない!私達は、変わってみせるわ!」

ゲーニッツ「フフフ‥‥楽しみにしていますよ。
       さて、いい風が来ましたね。そろそろ頃合です」

ケンスウ「どこ行くんや!逃げる気か!?」



ゲーニッツ「いえ、召されるのです。天へ‥‥」



チン「自ら命を断ったか‥‥」

ケンスウ「あっ、あのねえちゃんもおれへんで」

アテナ「‥‥お師匠さん、私達‥‥間違っていませんよね」

チン「‥‥わしら人間が、間違った道を歩み始めてる事は事実じゃろう。
   じゃが、お前が言った様に人間は変わる事が出来るはずじゃ。
   きっとな‥‥」

アテナ「‥‥信じる。私は信じるわ!」


チン「はぁ〜‥‥それにしても今回の大会で、さすがにワシはもう疲れた。
   ボチボチ一休みさせてもらおうかのぅ‥‥」



ケンスウ「ちょ、ちょっと、お師匠さん?」

アテナ「そんな‥‥い、いや‥‥お師匠さん!」

ケンスウ「んな、あほな事はいわな。冗談はやめてや!」



アテナ「お、お師匠さん‥‥」

ケンスウ「このアホ師匠!!」(ボカッ!)

チン「グッ、な、何じゃ!人が気持ち良く寝ておったと言うのに!
   それに、今、アホと言うたな!」

ケンスウ「アホやからアホゆうたんや!」

アテナ「も〜!ケンスウもお師匠さんも、やめてよ〜‥‥!」





- キムチーム デモ -


ゲーニッツ「驚きですね、これ程までとは‥‥。
       神楽さん。あなたが見込んだ方々、中々のものでした」

ゲーニッツ「しかし、あなた方の手でオロチを封じようなどとは考えない事です。
       手を引く事をおすすめしますよ‥‥」

神楽「封じてみせるわ、必ず‥‥」

ゲーニッツ「勝ち気なお方だ‥‥。
       ああ、いい風が来ましたね。そろそろ頃合です」

キム「待て!逃げる気か!?」



ゲーニッツ「いえ、私は召されるのですよ。天へ‥‥」



キム「自ら命を断ったのか!? 愚かな‥‥!」

チャン「んっ? あのねえちゃんがいねえぞ」

チョイ「あら、ほんとでヤンスね」

キム「フム。またいつか手合わせ願いたいものだな。
    それよりもお前たち!」


チャン・チョイ「ドキッ!!」


キム「おめでとう。これでお前達は更正を終了したとみなす」

チャン「えっ? つ、遂に‥‥」

チョイ「ホ、ホントでヤンスか?」

キム「本当だ!よくがんばったな」

チャン「やったあ!!」



チョイ「これで、あのつらい日々ともお別れでヤンス!」

チャン「ああ、もうキムのだんなの顔を見ないで済むと思うと、
    笑いが込み上げて来るなあ!」

チョイ「違えねえでヤンス!」


チャン・チョイ「は〜っはっはっはっはっ‥‥」

チャン・チョイ「あっ‥‥」


キム「ん? 何だって」





- 女性格闘家チーム デモ -


ゲーニッツ「驚きですね、これ程までとは‥‥。
       神楽さん。あなたが見込んだ方々、なかなかのものでした」

ゲーニッツ「しかし、あなた方の手でオロチを封じようなどとは考えない事です。
       手を引く事をおすすめしますよ」

神楽「封じてみせるわ、必ず‥‥」

ゲーニッツ「勝ち気なお方だ‥‥。いい風が来ました、そろそろ頃合です」

キング「逃げる気かい!?」



ゲーニッツ「いえ、召されるのです。天へ‥‥」



舞「一体、何だったのかしら? あ、あの女の人もいないわ」

キング「どうやら、あのゲーニッツって奴が京君の一族が闘ってきた相手らしいね」

舞「京君と関係が‥‥」

香澄「草薙一族‥‥」

舞「なーんて、深刻に悩むのは私、超苦手なーんだ!」

香澄「私も、舞さんと同じでむつかしい話はちょっと‥‥」

キング「ま、まあ、いいわ。とにかく!私達は勝ったんだ!
     店にもどって優勝パーティーでも開こうかね」

舞・香澄「やったー!」



舞「キングさん!実はね、今まで黙ってたけどプレゼントがあるの」

キング「プレゼント?」



ジャン「お姉ちゃん!」

キング「ジャ、ジャンじゃないか!?」

キング「ジャン、お前こんなに元気になって!」

ジャン「お姉ちゃん!ボク、頑張ったんだ!
     お姉ちゃんが帰ってくる時は、自分から会いにいくって!」

キング「ジャン!」

舞「キングさん!黙ってて御免なさい。
  病院から退院したって連絡があったんだけど、ジャン君に口止めされてたの」

ジャン「お姉ちゃん!いつもTVを見ながら応援してたよ。
     お姉ちゃん達が勝ちます様にって!」

キング「ジャン!」

舞「フフッ、無敵のキングさんもジャンには弱いわねえ」

キング「こらっ、舞。からかうんじゃないよ」

ジャン「じゃあボクが一番強いんだ!」

キング「生意気言って‥‥ふふふっ」


キング「舞!香澄!今日は朝まで飲むよ!いいね!」

舞・香澄「待ってましたー!その言葉!」

キング(ありがとう‥‥みんな‥‥)





- 八神チーム デモ -


ゲーニッツ「八神の血を受け継ぎし者‥‥これ程までに色濃いものとは‥‥。
       あなた方もわかってるはず、この男は危険です。今はまだいい」

ゲーニッツ「‥‥しかしオロチの血を宿し者が己の力に取り込まれれば、
       あなた方など‥‥」

バイス「血の暴走‥‥か」

マチュア「今あなたの心配することではないわ」

ゲーニッツ「フッ、それもそうですね‥‥。
       いい風が来ました。そろそろ頃合です」

庵「逃げるか‥‥、それもいいだろう」



ゲーニッツ「いえ、召されるのです。天へ‥‥」



バイス「死んだ‥‥か?」

マチュア「おそらくね。あの人はそういう人よ」

バイス「しかし八神 庵‥‥、恐ろしい男だ」



マチュア「震えているの?」

バイス「柄でもないと言いたげだな。だが、あの男‥‥本当に強いぞ」



庵「なんだ? ‥‥な、何も見えん‥‥!?」

庵「ぐっ、ゴフッ!」



バイス「どうした!八神‥‥!」

マチュア「まさか‥‥血の‥‥暴走!?」





バイス「くッ、何もできん‥‥とは‥‥」

マチュア「うう、‥‥や、やが‥‥み‥‥」


庵「ぐうおおおゥゥゥ!!」





- ボスチーム デモ -


ゲーニッツ「さすがは裏の顔役ばかりといったところですか。
       少々侮りすぎていたようです。
       ですが、これ以上オロチに関わり合いにならないことです。
       でなければ‥‥」

ギース「同じことを何度も言わせるな。私は他人の指図は受けん」

ゲーニッツ「‥‥そうでしたね。いい風が来ました、そろそろ頃合です」

ギース「逃げるか‥‥、それもいいだろう」



ゲーニッツ「いえ‥‥、召されるのです。天へ‥‥」



ギース「自ら命を断ったか。オロチ‥‥、口程にもなかったわ」




ビリー「ご無事ですか?」

ギース「ビリーか‥‥、余計なマネを‥‥。
     どういうつもりだ?」


ビッグ「妙なトーナメントに引っ張り込まれるわ、手駒にされるわ。
     ほんのお礼がわりだ。ほんのな‥‥。
     いずれ必ずケリをつける。首を洗って待っておけ」

ギース「好きにせい‥‥」


クラウザー「なかなかの余興であった。また、いずれな‥‥」

ビリー「引き上げましょう。ギース様もお身体をお休めください」

ギース「うむ、そうさせてもらおう」

ギース「身の程知らずのためにもな!」





- ゲーニッツチーム デモ -


ゲーニッツ「この私のニセモノだけあってなかなかの力。
       茶番劇の最後にふさわしい戦いでしたよ」

ゲーニッツ「ですが、幕を引きましょう。あなたの血の色に染まったカーテンでね」



ゲーニッツ「くあっ!!何ですこれは」

神楽「あなたは鏡に映った自分と戦っていたのです。
    姿の移った鏡を割れば‥‥その姿も割れて映ります」

ゲーニッツ「自滅という訳ですか。
       驚きましたよ。ここまで力を見せつけてくれるとは」

神楽「私、一人の力じゃないわ‥‥」


「こ、ここは?」


神楽「オロチの呪縛から目覚めた様ね」

ゲーニッツ「なるほど‥‥彼女は死してなお、私を追っていたという事ですか」

神楽「ゲーニッツ、貴方は‥‥」



ゲーニッツ「ですが、残念でなりません。物語の最後を‥‥見れないとは‥‥」

ゲーニッツ「終幕です‥‥」



『闇の力は風の脅威と共に去った』

『闇の呪縛から解き放たれた者は』

『それぞれの道へ進んでいった』



神楽「風は‥‥やんだ様よ‥‥姉さん‥‥これで安らかに眠れるわね」

神楽「けれど、これから始まるのね‥‥真実の闘いが‥‥」





- 三種の神器チーム デモ -


ゲーニッツ「少々侮りすぎましたか、これ程とは‥‥。
       しかし、これでおしまいではありませんよ‥‥」

庵「チィッ!」

庵「楽には、死ねんぞぉぉ!」



京「喰らい‥‥やがれェェイッ!」

ゲーニッツ「くッ!」

ゲーニッツ「なぜ‥‥風が吹かん‥‥!? グァァァァッ!」


庵「なぜだ!? なぜ紅い‥‥? 俺の炎が紅いわけがない!!」

神楽「払うもの草薙、封ずるもの八神。
    あなた達は今、1800年の刻をなぞらえたのよ
    大蛇は八神の紅い炎で封じられ、草薙によってなぎ払われた。
    八神の紅き炎はあなたが持つ人の部分の本能が生み出したものよ」

庵「くだらん事を‥‥!」

神楽「あなたが操る蒼き炎。
    それはあなたに流れるオロチの血から生まれるもの‥‥。
    あなたの一族が代々短命なのは、そのオロチの血のせいよ。
    このまま力を使い続ければ八神、あなたもいずれ‥‥」

庵「死ぬとでも言いたいのか? 誰がだ? この俺がか!!」



「‥‥!」

「くッ、グフッ!!」


神楽「目を醒まして。草薙と八神の争いなど無益なことよ。
    捨てなさい、八神の名を。
    オロチを止めるには草薙とあなたの力が必要なのよ」

庵「黙れ‥‥!おれは俺の生きたい様に生きる。誰の指図も受けん!」


神楽「あなたもそうなの?」

京「まあな。俺達の戦いは草薙とか八神とかって事じゃない。
  おれとヤツとの戦いだ。大昔のことは知ったこっちゃない。
  仮にあいつの前にオロチが現れれば、あいつがオロチを倒す。
  俺の前に現れてもそれは同じことさ」



「‥‥じゃあな」


神楽「草薙、私たちの一族はあなた達の争いをずっと見てきた。
    私たちがどちらにもつかなかったのは他でもない。
    この争いが無意味であることを知っていたからよ」



神楽「八神‥‥あなたにもいずれわかる時が来るわ」



神楽「そして草薙‥‥
    あなたもその血の宿命から逃れられないことを知るでしょう」

神楽「それまでは私も‥‥」



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