KOF’MI 2 エンディング



- ルイーゼ・マイリンク デモ -


ソワレ 「 マジかよ‥‥あんた一体‥‥ 」

ルイーゼ「ダンスのパートナーなら他をあたってちょうだい。
      残念だけど、私はあなたとは一緒に踊れないの」

ソワレ 「 ますます気に入ったよ‥‥次は絶対付き合ってもらうぜ! 」

ルイーゼ「懲りない人ね。
      でも、私が人間じゃないと知っても、同じ事が言えるかしら」

ソワレ 「 なに‥‥? 」

ルイーゼ「知らないままでいた方が、幸せな事もあるのよ」









- アルバ 対峙 -


ルイーゼ「明るくて面白い人だわ、あなたの弟さん」

アルバ 「 ソワレに勝ってここまで来たのか‥‥。
      やはりただ者ではなかったようだな 」

ルイーゼ「あなたも、ここまで来てしまったのね‥‥」

アルバ 「 どうやらあなたは、わたしの事をわたし以上に
      知っている様だ。聞かせてもらえるかな 」

ルイーゼ「イヤだ って言ったら?」

アルバ 「 あまり気は進まないが、力ずくで聞き出すのもやむを得まい 」

ルイーゼ「やっぱり兄弟ね。弟さんにも同じ様な事を言われたわ。
      ‥‥なら、シンプルに行きましょう。
      あなたが勝ったら、あなたが知りたい事を教えてあげるわ」

アルバ 「 もしわたしが負けたら? 」

ルイーゼ「ここからすぐに立ち去ってちょうだい。
      外にいる弟さんと一緒に、あなたの街へ帰って。
      それが、あなたたちの為よ」









- ジヴァートマ 登場 -


ルイーゼ「約束よ。手遅れにならない内に、さぁ!早く帰って!」

『いいや。既に手遅れだよ。私にとっては願ってもない行幸だが』

アルバ 「 ‥‥!! 」

『彼にはしばらく眠っていてもらおう。
 こちらの話し合いを先に片付けなければならんようだからな』

ルイーゼ「あなた‥‥ジヴァートマね?」

『この姿で会うのは初めてになるな、ラキア。
 いや、今はルイーゼ・マイリンクと名乗っているな。
 こんな所までしつこく追いかけてくるとは物好きなものだ。
 我々の事など放っておいてくれて良かったものを‥‥』

ルイーゼ「そうはいかないわ!
      あなたたちの様な危険分子を、放置してはおけない。
      たとえ銀河の果てまで追い詰めてでも
      あなたたちを消去する事が、私の任務よ!」

『仮に我々を消去出来たとして、ならばその後はどうする?
 今のこの星の文明レベルでは、この太陽系を脱出する船を建造する
 事さえ不可能なのだよ。君も、たったひとりの“ゾア”として、
 この大地に取り残される事になる。その孤独に耐えられるかな?』

ルイーゼ「えぇ。この星の人間たちも、いずれは重力のくびきを断ち切り、
      自由に星々の海を渡れるだけの力を手に入れられるはず!
      その時が来るまで一千年でも、一万年でも、私は待つわ」

『君は随分と気が長いな。
 我々が作る船に乗れば一千年も待たずに故郷へ戻れるのだぞ』

ルイーゼ「この星に‥‥、
      そんな船を造れるだけの文明は無いと言ったばかりでしょ!?」

『我々が後押ししてやれば、話は別だよ』

ルイーゼ「まさか!各地で起こっている科学者たちの連続誘拐事件も
      あなたたちの仕業なの?」

『あぁ。彼らに我々の持つ知識の断片を与えてやれば、
 この星の文明レベルを超えたものを開発する事は十分に可能だ。
 現に、<アデス>にはこの星の人間たちが持っていない
 数々の技術が既にある。どうだね?
 くだらん任務とやらは忘れて我々の同志になる気はないかね?』

ルイーゼ「それを聞いたらますますあなたたちを放っておけなくなったわ。
      あなたたちは、この星で消滅すべきよ!」

『‥‥いいや。この異境の地で、永遠に眠るのは、君の方だよ』









- ジヴァートマ戦後 -





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